FXにおける為替差益とスワップポイントの2つの利益

投資商品として人気の高い商品に「FX」があります。FXは「為替の変動」を利用して利益を狙う投資です。1ドル:110円が111円になったり、109円になったりした時の差額で儲けます。

また、FXにはもう一つ、「金利の格差」でもって利益を狙う方法もあります。その利益を「スワップポイント」と言います。このように、FXでは2つの利益を狙うことができます。

●差金決済による為替変動の利益
FXは「外国為替証拠金取引」という名の通り、外国の通貨を売買して利益を得る取引のことです。

例えば、円・ドルの為替が1ドル:110円だったとすると、110万円でもって1万ドルと交換できます。その後、為替が1ドル:111円の円安になった時に、1万ドルを円に戻すと、111万円になります。つまり、為替が1円円安になっただけで、1万円の利益を得られます。逆に、円が1ドル:109円と高くなった場合は、1万円の損失が出ます。

なお、FXには「レバレッジ」と言って、証拠金(預り金)の数倍(最大25倍)の取引ができるため、利益も大きくなります。例えば、FXのレバレッジが10倍だった場合は、11万円で110万円の取引ができるため、1万ドルに交換できます。また、取引の利益が1万円だとすると、利益率は約10%という高率になります。

ところで、FXは株式などの現物取引とは違い、利益や損失だけをやり取りする「差金決済」になっています。従って、実物のドルを手にするわけではありません。

FXが差金決済であるため、「買い」ではなく「売り」から取引することもできます。例えば、1ドル:110円の時に、ドルを買うのではなく売っておけば、1ドル:109円の円高になった時に、買い戻すと1万円の儲けを得られます。

●スワップポイント
スワップポイントはFXの通常取引のような短期の売買で利益を狙うのではなく、通貨を長期間保有することで利益を獲得します。スワップポイントとは、通貨間の金利の格差を利用する投資手法のことです。大雑把に言うと、金利の安い国の通貨を売って、金利の高い国の通貨を買うことで、金利差分の利益を狙います。

例えば、現在の日本の金利は0.1%ですが、オーストラリアの金利は約1.5%あります。そこで、100万円分の豪ドルを所有して銀行に預けると、1年後には15,000円の利子が付くことになります。

つまり、日本とオーストラリアの金利の差である13,200円(100万円×1.5%-100万円×0.1%)が利益になります。